新聞のコラムから抜粋します♪ぜひ、見てみて参考にしてくださいね♪
教育評論家 親野 智可等さんのコラムです。
以下
親はみんな無意識のうちに子供と比べています。
比べると常に隣の芝生は青くみえ、わが子の至らなさが目につきます。行動が遅い、あいさつができない、走るのが遅い、勉強ができないなどなど、きりがありません。
「うちのこ、○○ができるようになった」と喜んでいたのに、比べ始めた瞬間からそれが「遅い」とか「まだ不十分だ」などと感じるようになります。比べることで子育てから喜びが消え、苦しみが生まれます。
一番よくないのは、それを子供に言ってしまうことです。「○○ちゃんは□□ができるのに、なんであなたはできないの」。
親はハッパをかけるために言うのでしょうが、子供にはつらい言葉です。
これがつづくと、子供は自信が持てなくなります。「どうせ自分はだめだ」という気持ちが支配的になり、何事にもやる気を失います。
大人でも他の同僚と比べて叱られたらやる気えを失いますよね。
いつも特定の子と比べられる場合には、その相手を恨むようになります。
気をつけて欲しいのが兄弟姉妹で比べることです。
これでは兄弟姉妹の仲を悪くします。
この“比べる病”から抜け出すために、「もう比べない」と決意してください。他と比べるのではなく、その子自身のささやかな成長を喜んであげましょう。
親が喜んであげなくて一体誰が喜んでくれるのでしょうか?
そして比べている瞬間に気が付くようにしましょう。
「あ、今比べている」と気が付くと自然にブレーキがかかるようになります。
そして自分がどういうときに比べているかという傾向がわかってきます。
たいていの場合、親である自分の思い通りにいかなくてイライラしているときに比べているのです。
「百人百様」「促成栽培より大器晩成」「どの子もオリジナルペース」と書いた紙を目につくところに貼っておくのもよいでしょう。
あるお母さんは、「みんな違ってみんないい」のフレーズで有名な金子みすゞの「わたしと小鳥とすずと」という詩をスマホにメモしてあって、時々声に出して読むそうです。
また、「世界に一つだけの花」の曲を一緒に聴いたり歌ったりしているそうです。
親子で歌えばさらに楽しいでしょうね。
以上
比べることは簡単ですが、子供には傷つく言葉になってしまうんですね。。。
ありのままを受け入れて、見守る。すごい難しい課題です。